お茶の特集。村上の冨士美園、茶小屋のカフェと村上茶の紅茶
明治元年創業と紹介される村上の茶舗、冨士美園。栽培から販売までの一貫したお茶づくり、村上茶の紅茶の復活、製茶工場を改装したカフェ「茶寮カネエイ」を、村上市観光協会の紹介をもとにたどります。
食べる 提供なし(自主取材)
村上のお茶を一軒ずつ紹介する「お茶の特集」。今回は、城下町の町屋エリアにある茶舗、冨士美園[ふじみえん]を取り上げます。
明治元年創業、栽培から販売まで
村上市観光協会は、冨士美園を明治元(1868)年創業の老舗茶舗と紹介しています。村上茶と雪国紅茶の栽培から製造、販売までを一貫して行っているそうです。町屋造りの店内は見学でき、「屏風まつり」などのイベントの時期には、代々大切にしてきた屏風などが飾られると紹介されています。
よみがえった村上茶の紅茶
観光協会の特集「北限の村上茶」の記事「村上茶の紅茶」によると、横浜港の開港でお茶が貿易の花形になると、村上茶も明治2(1869)年に茶業商を通じて販売を始めました。主な輸出先のアメリカで紅茶が好まれるようになったことから、明治11(1878)年には村上でも紅茶が作られるようになったと書かれています。
その後、村上茶の紅茶は姿を消しましたが、若い担い手が古い文献などをひもといて復活させ、2017年の記事の時点で、数軒の店がそれぞれの紅茶を作っていると紹介されています。観光協会の別の記事は、冨士美園の6代目がこの紅茶の復活に力を尽くしたと紹介しています。創業150周年の節目には高級ボトリングティーを発表し、新潟食料農業大学(胎内市)の「MELISSA[メリッサ]村上茶ハーブティー」でも協力と監修を務めたと書かれています。MELISSAの記事によると、このハーブティーは学生の卒業研究から生まれたそうです。
茶小屋を改装した「茶寮カネエイ」
店の奥には、大正初期に建てられた製茶工場を改装したカフェ「茶寮カネエイ」があります。村上では、こうした製茶工場を「茶小屋」と呼ぶそうです。観光協会の2024年の取材記事によると、オープンは2019年秋です。
カウンターには、茶の葉と茎を選り分けるのに使う「選[い]り葉板」がはめ込まれ、茶器や器には村上市産や新潟県産のものが使われています。製茶の工程で火を使っていたため、梁や板壁は黒くなっているとも紹介されています。コーヒーや食事はなく、お茶を味わうための場所です。
自分でお茶をいれる楽しみ
同じ取材記事では、お茶とお菓子のセットを頼むと、1煎目と2煎目は店の方がいれ、3煎目からは自分で急須にお湯を注ぐ流れが紹介されています。煎を重ねるごとに変わっていくお茶の味を、自分の手で確かめられるのが楽しみです。ただし、これは2024年の取材時の紹介で、今は変わっている場合があります。
出典
- 冨士美園[ふじみえん]|村上市観光協会(更新日の表示なし(2026-10-18閲覧))
- 茶寮カネエイ|村上市観光協会(更新日の表示なし(2026-10-18閲覧))
- [茶舗でいただく村上茶]味わう+体験する=お茶の魅力を再発見!!|村上市観光協会(2024年3月20日)
- 村上茶の紅茶 ~世界で愛飲された、村上茶の紅茶~|村上市観光協会(2017年3月27日)
- 【爽やかな飲み口♪】MELISSA 村上茶ハーブティー誕生|村上市観光協会(2023年9月25日)
- 冨士美園 公式サイト(更新日の表示なし(2026-10-18閲覧))
出典・開示
開示区分 提供なし(自主取材)
出典は、本文の最後の「出典」にまとめています。