村上の六斎市。大正8年から続く「村上の台所」に、秋から冬の旬が並ぶ
村上市の六斎市は、大正8年から続く月6回の市場です。1軒の古着屋から始まった歴史と、秋から冬に並ぶ品、11月の開催日、出かけるときの注意をまとめました。
食べる 提供なし(自主取材)
村上市の城下町で、月に6回、市役所わきの道路に店が並ぶ市場があります。「六斎市」です。村上市は、大正8年(1919年)から続く伝統の市場で、平成31年(2019年)に100周年を迎えたと紹介しています。
月に6回開く「村上の台所」
市によると、六斎市は月に6回開かれることから「六斎市」と呼ばれています。開催日は、市の言い方で「毎月2と7のつく日」、つまり2日・7日・12日・17日・22日・27日です。
市はこの市場を「村上の台所」と呼び、市内外から大勢の買い物客でにぎわう市民の市場と紹介しています。近くの農家でとれた野菜や魚介類など、季節ごとの旬の食材が並ぶほか、果物やお菓子、陶磁器、衣料品、日用雑貨、生花なども売られています。観光協会も、村上市民や近郊の人々の台所として、さまざまなお店でにぎわう朝市と案内しています。
世間話や商品の説明など、売り手と買い手のふれあいが市場ならではの魅力だ、というのが市の説明です。
1軒の古着屋から始まった
市の「六斎市の歴史」によると、始まりは1軒の古着屋の開店でした。六斎市が開かれた本町(いまの二之町、三之町など)は元士族の地区で、商店が少なく、勤め人の多い町でした。生活に必要な品は旧村上町でまかなっていましたが、すべての需要を満たせる状態ではありませんでした。そこで、ほかの町から商人を呼ぶことを考え、大正7年8月に本町役場の職員が中条町(いまの胎内市)の衣料品店を訪ねて出店を頼みました。
翌年の大正8年4月、三之町に1軒の古着屋が開店しました。市は、この出店が六斎市の始まりと言われている、と書いています。大正9年には出店者が100軒近くまで増え、月6回開く六斎市の姿が定着しました。出店者は三面ダムの建設が行われた昭和20年代から急に増え、最盛期には500軒を超えたと言われている、というのが市の説明です。
秋から冬に並ぶもの
市は、市場で売られている四季の品を紹介しています。秋の野菜ではさつまいも、栗、しいたけ、ゴボウ、レンコン、魚介ではサンマ、イクラ、鮭、ハタハタなどが挙がっています。冬になると、白菜や大根、里芋、ほうれん草のほか、鮭、鮭のはらこ、筋子、塩引き鮭、ハタハタ、ノドグロ、アンコウなどの名前が並びます。
年間を通しては、お米や小豆などの穀物、漬け物や餅、味噌、干物といった加工品、昆布巻きや南蛮漬け、からずし、赤飯などのお惣菜もあると、市は紹介しています。ただし、開催日によっては店を出さない出店者もいる、と市は断っています。塩引き鮭については塩引き鮭の記事で紹介しています。
11月の開催日
市の「毎月2と7のつく日」という決まりでは、2026年11月の開催日は2日・7日・12日・17日・22日・27日です。観光協会は、11月7日(土)の六斎市を案内しています。
市と観光協会の掲載時点の案内では、開かれるのは朝8時ごろから昼前までです。市は、天候などで出店時間が短くなる場合がある、としています。また、毎月の開催日のうち1月2日と7月7日は休みで、かわりに7月5日と12月30日に特別に開く、という案内もあります。
出かけるときのこと
市によると、開催日には周りの道路が「歩行者専用」になり、自転車も含めて車両は通れません。観光協会は、車で来るときは市内の観光駐車場を使うよう案内しています。市場の中で使えるショッピングカートも用意されている、と観光協会は書いています。
市場から少し歩くと、町屋や郷土資料館、歴史文化館、旧武家屋敷があり、買い物とあわせて観光も楽しめる、と市は紹介しています。城下町の歩き方は村上の城下町の記事にまとめています。
この記事は、2026年10月16日に確認した村上市と村上市観光協会のページをもとにしています。
出典
- 六斎市(定期露店市場)|村上市(2026年7月1日更新(2026-10-16閲覧))
- 村上市の露店市場|村上市(2026年7月1日更新(2026-10-16閲覧))
- 六斎市(11月7日)|村上市観光協会(更新日の表示なし(2026-10-16閲覧))
出典・開示
開示区分 提供なし(自主取材)
出典は、本文の最後の「出典」にまとめています。