町屋の屏風まつり 第2回。通り土間と茶の間、奥へ続く暮らし
狭い間口の先に続く通り土間と、神棚・仏壇のある茶の間。ふだんは見られない奥を、催しの間に見る。村上の町屋のつくり。
見るまつり 提供なし(自主取材)
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第1回では、屏風まつりの由来と会期をたどりました。今回は、その奥へ一歩入ったときの景色を、観光協会が紹介する町屋のつくりに沿って見ていきます。
通りから、うなぎの寝床へ
村上の町屋は、通りに面して屋根が下がる「平入り」(切妻)が特徴です。両脇の家と密着して建つため、隣家と外壁が重なり、通りから見ると何軒かが一つの建物のように見えることもある、と観光協会は書いています。
狭い間口をくぐると、まず店舗があります。その奥に、「うなぎの寝床」といわれる長い通り土間が続きます。観光協会は、藩政時代は間口の広さで税金が決められたため、間口が狭く奥に長い造りになったといわれている、と紹介しています。税の仕組みの細かい点は、この記事では確認していません。
横が隣家でふさがれ、外光が入りにくいため、多くの家では天窓や中庭を設けました。隣家の中庭に面して横窓を付けた工夫が、隣家の改築で中庭がなくなると「開かずの窓」になることもあった、との紹介もあります。
茶の間と、神棚の向き
通り土間の片側には、茶の間・居間・寝間・台所の順に部屋が並びます。茶の間には必ず神棚と仏壇があり、置かれる方向も決まっている、と観光協会は説明しています。
南北に走る通りでは、神棚と仏壇を北側に置き、南側に通り土間。東西の通りでは、西側に神棚と仏壇を置き、東側に通り土間が通る、とのことです。見学のとき、土間のどちら側に部屋が並んでいるかを意識すると、町屋ごとの違いが見えてきます。
すすけた梁組みや、柱に残る傷など、時間の積み重ねを感じられるのも、内部をのぞける催しならではです。観光協会は、江戸から明治の空気に触れるような感覚、とも紹介しています。
屏風まつりのあいだに
町屋の内部は、普段はなかなか入れません。「町屋の屏風まつり」や「町屋の人形さま巡り」などの催しのあいだに、内部を見学できる、と観光協会は案内しています。
2026年の屏風まつりは、9月15日から10月15日まで。時間の目安は9時から17時ですが、公開の曜日や時間は参加店ごとに違います。全部を一度に回れるとは限りません。最新の参加店や地図は、観光協会の特集ページで確認できます。掲載時点の案内です。
この催しは、各家のご厚意で行われています。出入りのときは家の人にあいさつをし、展示物には触れないでください。まち歩きのときは、安全のため白線の内側を歩きましょう。
通り土間を歩き、茶の間の静けさに立つ。屏風の向こう側に、暮らしの奥行きがあります。
つづく。次回は、春の町屋の人形さま巡りを取り上げます。
出典
出典・開示
開示区分 提供なし(自主取材)
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